XAML入門 -オブジェクト要素構文-

今回から数回に分けてXAMLで使用する構文を見て行きたいと思います。


まずXAMLXMLに基づく言語である為、XMLのルールに従ってます。

よって説明でXMLで使用される用語を使用しますので、用語が分からない場合はこちらを参考にして下さい。


今回は構文の1つであるオブジェクト要素構文についてです。

まずはMSDNでの説明です。


オブジェクト要素構文は、XML 要素を宣言することによって共通言語ランタイム (CLR) のクラスや構造体をインスタンス化する XAML マークアップ構文です。


説明の通りXAMLではクラスや構造体を定義する場合は要素を使用します。

定義した要素がクラスや構造体にマッピングされ、インスタンス化される仕組みになっています。

定義方法としてオブジェクト要素構文は<TypeName />または<TypeName></TypeName>のようにXML要素の定義方法を使用します。


例としてSystem.Windows.Controls.UserControlクラスを定義してみます。

<UserControl />

または


<UserControl>
</UserControl>

XAMLは定義したオブジェクトがインスタンス化される為、以下のコードと同等になります。

UserControl userControl = new UserControl();
Dim UserControl As UserControl = New UserControl()

次はSystem.Windows.Controls.Buttonを内包しているUserControlクラスの定義です。

<UserControl>
    <Button />
</UserControl>

または


<UserControl>
    <Button></Button>
</UserControl>

例の通りXAMLではオブジェクト要素構文を使用してオブジェクトの定義・インスタンス化を行います。

WPFSilverlightでは基本的にXAMLを用いて、オブジェクト要素構文でオブジェクトの定義・インスタンス化を行いUIを構築していきます。